QGISの線をポリゴンに変換（lines to polygons）を使って、ラインをポリゴンに変換する。
この記事では、QGISの線をポリゴンに変換（lines to polygons）を使って、ラインを境界としたポリゴンに変換する方法を紹介したいと思います。
QGISの線をポリゴンに変換（lines to polygons）とは？
QGISの線をポリゴンに変換（lines to polygons）とは、ラインレイヤをポリゴンの境界、ポリゴンの外枠としたポリゴンに変換するツールとなっています。シンプルですが、CADから取り込んだデータをポリゴンにするなど、とてもよく利用する機会のある機能かと思います。
ポリゴンの境界をラインレイヤにする方法はこちらで紹介しています。
QGISの線をポリゴンに変換（lines to polygons）の使用方法
では、QGISの線をポリゴンに変換（lines to polygons）の使用方法について書いていきます。
重心のツールの場所は、のツールの場所は「ベクタ」タブ→「ジオメトリツール」→「線をポリゴンに変換（lines to polygons）」にあります。
「ベクタ」タブ→「ジオメトリツール」→
「線をポリゴンに変換（lines to polygons）」
設定画面はこのようになっています。
入力レイヤ
ポリゴンレイヤに変換したいラインレイヤを選択。
選択した地物のみ
選択したラインレイヤのみポリゴンレイヤに変換する対象となります。
ポリゴン（Polygons）
作成されるポリゴンデータの保存先。一時レイヤでも作成できますが、右のボックスを選択して保存先を指定します。
アルゴリズムの終了後に出力ファイルを開く
終了後にレイヤに結果が追加されます。
QGISの線をポリゴンに変換（lines to polygons）を使って、ラインを境界としたポリゴンに変換する。
では、線をポリゴンに変換（lines to polygons）でラインレイヤをポリゴンに変換していきたいと思います。
下のようなラインレイヤを作成しました。
ラインレイヤをポリゴンレイヤに変換した結果、各ラインレイヤが境界となるポリゴンレイヤに変換されました。属性フィールド値は元々のラインレイヤのものが引き継がれます。
ジオメトリを３つもたないラインレイヤ（1本の直線）の場合はエラーとなり変換されません。
ラインレイヤが境界として隙間がある場合でも、最短距離のラインを引くような形でポリゴンレイヤを作成してくれます。
最後にまとめ
今回はQGISの線をポリゴンに変換（lines to polygons）の使い方について紹介しました。
シンプルですが、例えばCADから取り込んだデータはポリラインデータの場合が多かったりするのでそのラインレイヤをポリゴンにするなど、とてもよく利用する機会のある機能かと思います。
- ラインレイヤを境界としたポリゴンレイヤに変換してくれるツール
- 「ベクタ」タブ→「ジオメトリツール」→「線をポリゴンに変換（lines to polygons）」
- 属性値は、ラインレイヤのものが引き継がれる。
他にもベースマップとして使われる地理院地図を表示する方法やpythonコンソールの使い方を紹介しています。
