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QGISのシングルパートをマルチパートに集約でポイントやポリゴンをまとめる。

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QGISのシングルパートをマルチパートに集約でポイントやポリゴンをまとめる。

 

この記事では、シングルパートをマルチパートに集約の使い方を紹介したいと思います。

シングルパートをマルチパート?パートとは?

shpファイルのパートとは何か?いまいちよくわからないかもしれないので、属性フィールドのレコードとのつながりで紹介したいと思います。

下の図のように左から1つ目の黄緑で囲んであるものは、1つのラインに1つの属性真ん中の水色で囲んであるものは2つのラインに2つの属性というのはどちらも1つのジオメトリに対して1つの属性レコードを持っており、シングルパートです。最後の右側のピンクで囲んであるものは、2つのラインがありますが属性値のレコードは1つというのが、2つのパートが1つのレコードに含まれている1つのレコードに対して、2つのジオメトリを有するマルチパートとなります。

シングルパートをマルチパートに集約の使用方法

では、シングルパートをマルチパートに集約の使用方法について書いていきます。

重心のツールの場所は、のツールの場所は「ベクタ」タブ→「ジオメトリツール」→「シングルパートをマルチパートに集約」でにあります。

「ベクタ」タブ→「ジオメトリツール」→

「シングルパートをマルチパートに集約」

設定画面はこのようになっています。

シングルパートをマルチパートに集約の設定画面

入力レイヤ

シングルパートをマルチパートに集約したい、ベクタレイヤを選択。

選択した地物のみ

選択したデータのみシングルパートをマルチパートに集約されます。

属性(フィールド)[オプション]

同じ属性値によってシングルパートをマルチパートに集約できます。

出力レイヤ

一時レイヤでも作成できますが、右のボックスを選択して保存先を指定します。

アルゴリズムの終了後に出力ファイルを開く

終了後にレイヤに結果が追加されます。

QGISのシングルパートをマルチパートに集約の使用して、マルチパートのデータを作成する。

では、QGISのシングルパートをマルチパートに集約を使って、ポイント、ラインやポリゴンをシングルパートをマルチパートに集約にしていきたいと思います。

 

ポイントのシングルパートをマルチパートに集約

では、まずポイントをシングルパートをマルチパートに集約していきます。

下のようなポイントレイヤを作成しました。


結果は下のように、全てが属性フィールド値1にまとめられたマルチパートとなります。

シングルパートをマルチパートに集約する場合、属性レコードの一番上(FIDが1)の属性フィールド値でマルチパート化されます。

属性ごとにマルチパート化したい場合は、属性(フィールド)[オプション]を設定しましょう。

 

今度は属性フィールドを指定して、ポイントレイヤをシングルパートをマルチパートに集約をしていきます。すると、各属性値ごとにまとめられ、マルチパートのポイントとなります。

ラインのシングルパートをマルチパートに集約

 

今度はラインレイヤをシングルパートをマルチパートに集約していきます。

下のようなラインレイヤを作成しました。

 

結果は下のように、全てが属性フィールド値1にまとめられたマルチパートのラインとなります。

 

今度は属性フィールドを指定して、ラインレイヤをシングルパートをマルチパートに集約をしていきます。すると、各属性値ごとにまとめられ、マルチパートのラインとなります。

ポリゴンのシングルパートをマルチパートに集約

 

最後にポリゴンレイヤをシングルパートをマルチパートに集約していきます。

下のようなポリゴンレイヤを作成しました。

 

結果は下のように、全てが属性フィールド値1にまとめられたマルチパートのポリゴンとなります。

 

今度は属性フィールドを指定して、ポリゴンレイヤをシングルパートをマルチパートに集約をしていきます。すると、各属性値ごとにまとめられ、マルチパートのポリゴンとなります。

最後にまとめ

シングルパートをマルチパートに集約の処理は、手に入れたデータがマルチパートだった場合にシングルパート化するなど結構利用する機会はあると思います。また、似たような機能で「融合(dissolve)」という機能もあります。こちらの場合は、位置的に接しているものの境界がなくなり融合します。

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まとめ
  • QGISのシングルパートをマルチパートに集約は、いくつかのジオメトリパートを属性レコードを1つとしたマルチパート(複数のジオメトリパート)にまとめる。
  • 「ベクタ」タブ→「ジオメトリツール」→「シングルパートをマルチパートに集約」
  • シングルパートをマルチパートに集約する場合、属性レコードの一番上(FIDが1)の属性フィールド値でマルチパート化される。
  • 属性ごとにマルチパート化したい場合は、属性(フィールド)[オプション]を設定する必要がある。

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