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QGISのpythonコンソールの使い方。pythonのデータ型についても紹介

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QGISのpythonコンソールの使い方。pythonのデータ型についても紹介

 

この記事では、QGISのpythonコンソールの使い方とpython基本的なデータ型についても紹介したいと思います。

Python(パイソン)とは?

Python(パイソン)はプログラミング言語のひとつで、インタープリタ型のプログラミング言語です。インタープリタ型とは、人がわかるコードを書いてそのコードを一行ずつコンピューターがわかる機械語に変換し実行していきます。

QGISのpythonコンソールの使い方

QGISのpythonコンソールの使い方について紹介します。

pythonコンソールの場所

pythonコンソールは「プラグイン」タブ→「pythonコンソール」となっています。

「プラグイン」タブ→「pythonコンソール」

選択すると下の画像のようにpythonコンソールが表示されます。

pythonコンソールを動かしてみる。

では、pythonコンソールにコードを入力して少し動かしてみたいと思います。

まずは「hello, world」と文字を出力したいと思います。下のようにコードを>>>と映っている場所に入力します。

printは()の中の文字や数字を出力する関数です。

print("hello, world")

 

すると、下のようにhello, worldが出力されます。

>>> print("hello, world")
hello, world

 

こんな感じで出力されれば問題なく動いていると思います。

テキストエディタ

>>>に入力するのみでは、作成したコードが保存されなく不便なためテキストエディタを開いて作業をすると作成したコードを保存することもできるので、「エディタの表示」ボタンを押してテキストエディタを立ち上げましょう。

エディタの場所は以下になります。「エディタの表示」を押すテキストエディタが立ち上がります。

 

pythonのデータ型

pythonでよく利用されるデータ型について紹介したいと思います。QGISでpythonを使用する際にも必要となる知識ですので参考にしていただければと思います。

文字列(str)

文字列は文字、文字列のことです。「」シングルクォーテーションまたは、「」ダブルクォーテーションで前後を囲って文字列を定義します。

str = 'GISつかいかた辞典'
str = "GISつかいかた辞典"

 

整数(int)

小数点を含まない数値のことです。

int = 1
int = 20
int = 300

浮動小数点(float)

小数点を含む数値のことです。

float = 1.23
float = 2.34
float = 3.14

ブール(bool)

TrueFalseで正しいか正しくないかを表示します。

下ではboolを出力しています。

#1+2の結果を変数に代入
int = 1 + 2
#int変数と3が一致するかの結果をbool変数に代入
bool = str == 3
#bool変数の結果を出力
print(bool)

#1+2の結果を変数に代入
int = 1 + 2
#int変数と3が一致するかの結果をbool_2変数に代入
bool_2 = str == 4
#bool_2変数の結果を出力
print(bool_2)

 

1+2は3なので、上の処理を実行した結果下のように上の結果がTrue、下の結果がFalseが出力されます。

True
False

日付(datetime)

年月日時刻曜日を含む日時を表示します。

jikan = datetime.datetime(2024, 2, 11, 13, 18, 00)
print(jikan)

 

出力した結果設定した時間が表示されます。

2024-02-11 13:18:00

 

今の時間を取得したいときはこんな感じです。

#モジュールをインポート
import datetime
#今の時間を変数に代入
imanojikan = datetime.datetime.now()
#変数を出力
print(imanojikan)

 

出力した結果今の時間が表示されます。

2024-02-11 13:18:16.220171

配列(list)

リストには複数の値を入れることができます。全体を「[]」角括弧で囲います。中の要素は「,」カンマを使って区切ります。中身は整数や浮動小数点、文字列等の色々なものを入れることができます。中身を変更することが可能です。

list = ['GISつかいかた辞典', 31, True]

タプル(tuple)

リストと同じような機能を持っています。タプルには複数の値を入れることができます。全体を「()」丸括弧で囲います。中の要素は「,」カンマを使って区切ります。中身は整数や浮動小数点、文字列等の色々なものを入れることができます。リストと違い、中身を変更することができません。

tuple = ('GISつかいかた辞典', 31, True)

辞書(dict)

リストと同じような機能を持っています。辞書には複数の値を入れることができます。全体を「{}」波括弧で囲います。中の要素は「,」カンマを使って区切ります。辞書では、各要素にキーをつけることができます。キーと要素の間は「:」コロンで区切ります。中身は整数や浮動小数点、文字列等の色々なものを入れることができます。中身を変更することが可能です。

出力した結果1のキーがついているGISつかいかた辞典の文字列が出力されます。

GISつかいかた辞典

最後にまとめ

QGISのpythonコンソールの使い方とpythonの基本となるデータ型について紹介しました。pythonコンソールでpythonが使えるようになると、面倒な処理をコードで書いて自動処理することもできるとても便利なものなので、是非参考にしていただければと思います。

まとめ
  • 「プラグイン」タブ→「pythonコンソール」
  • テキストエディタを開くと保存もできるので、コードを書く際はエディタで書く。
  • pythonには、文字列(str)、整数(int)、浮動小数点(float)、ブール(bool)、日付(datetime)、配列(list)、タプル(tuple)、辞書(dict)などのデータ型がある。