QGISでポイントデータからティーセン分割ポリゴンを作成する方法
今回は、QGISでポイントデータからティーセン分割ポリゴン(ボロノイ多角形)を作成する方法を紹介したいと思います。
QGISではツールでは、とても簡単にティーセン分割ポリゴン(ボロノイ多角形)を作成できます。
では作っていきたいと思います。
作成するツールは以下の場所にあります。
「ベクタ」タブ→「ジオメトリツール」→「ボロノイ多角形」
にあるツールを使用します。
ボロノイ多角形の設定画面は以下のようになっています。
入力レイヤ
ボロノイ多角形の作成に使用するポイントデータを設定します。
選択した地物のみ
入力ポイントレイヤで選択しているデータ(デフォルトだと黄色マークされている)のみ作成したい場合は、こちらのチェックボックスをオンにします。
バッファ領域(領域に対する%単位)
出力レイヤの範囲を大きくしたい場合はこの値を入力します。
ポイントがある領域外に作成されるデータで、端の多角形が伸びていくようなイメージです。
デフォルトの0で作成されるのが多いと思います。
ボロノイ多角形
一時レイヤでも作成できますが、右のボックスを選択して保存先を指定します。
アルゴリズムの終了後に出力ファイルを開く
終了後にレイヤに結果が追加されます。
今回は、下記のポイントデータを試しに作成してみたいと思います。
上記の設定画面でこのポイントデータを選択し、バッファ領域と保存先を設定します。
完成するとこのような形でポリゴンデータが作成されます。
下はバッファ領域が0のものです。
もう1つ作成してみました。
こちらはバッファ領域が100のものです。
このようにティーセン分割(ボロノイ多角形)ポリゴンがQGISでは簡単に作成できます。